Sencha Themer 1.3.2 提供開始のお知らせ

August 3, 2018 194 Views

この記事は、Sandeep AdwankarによるAnnouncing Sencha Themer 1.3.2 GAの抄訳です。

このたびSencha Themer 1.3.2のリリースを発表しました。このリリースでは、新しいGraphiteテーマやExtReactベースのアプリケーションを含む最新のExt JS 6.6フレームワークとコンポーネントをサポートしています。さらにnpmとオープンツールで作成されたExt JS 6.6アプリケーションにも対応しています。

ダウンロード方法

Sencha Themerユーザー：Sencha Themerを起動すると、バージョン1.3.2のアップグレードに関する情報が通知されます。
Ext JS Pro、Premium、EnterpriseおよびExtReact Premiumのユーザー：サポートポータルからSencha Themerをダウンロードできます。
下記製品の無料30日間トライアル版に含まれるThemerをダウンロード
- Ext JS
- Ext JS 6.6 with open tooling
- ExtReact

注：Themer 1.3.2にはCmd 6.5.1以上が必要です。

新着情報

Ext JS6.6のテーマとオープンツールで作成したアプリ

Ext JS 6.6がnpmとオープンツールに対応したことで、Ext JSアプリケーションの構築と作成方法が根本的に変わります。Ext JSを使用するすべての開発者は、npm.sencha.comのnpmリポジトリでホストされているnpmパッケージとしてExt JSフレームワーク、コンポーネント、テーマを利用できるようになりました。Themer 1.3.2は、新しいオープンツールExtGenとExtBuildを使用して作成されたテーマアプリケーションをサポートしています。

まずExtGenでアプリケーションを作成します。

ext-gen app -i

さらに生成されたアプリケーションへのパスに対し、Themerで新しいテーマを作成することができます。アプリケーションにテーマを追加するには、アプリケーションに対応するテーマパッケージをインストールする必要があります。たとえば、現在 Material テーマを使用しているアプリにTritonテーマパッケージを追加するには、次のコマンドを使用します。

npm i @sencha/ext-modern-theme-triton --save

Themerは、アプリケーションにインストールされている全てのテーマをベーステーマとして表示します。アプリにテーマを適用すると、生成されたアプリケーションはWebpack開発サーバーにより直ちにアプリケーションの変更が反映され、ブラウザで確認できます。

Webpack開発サーバーの代わりにSencha CmdとFashionを引き続き使用することもできます。その場合は、次のように実行します

npx sencha app watch -fashion

Themerによる新しいテーマの作成、確認、スタイルの調整

注：アプリケーションワークスペース内で新しいテーマを作成したら、“npm start”または“npx sencha app watch -fashion” を再起動する必要があります。

新しいExt JSコンポーネントの視覚的なスタイリングのサポート – TimePanel、TimeView

Ext JS 6.6には、マテリアルデザイン仕様に基づいたアナログタイムビューを提供する、Modern向けのTImeFieldおよびTimePanelコンポーネントが含まれています。Time Panelコンポーネントには80種類以上のSass変数とmixinオプションがあり、ユニークなスタイリングをカスタマイズできます。TimeFieldには90以上のSass変数とmixinオプションがあります。Themer 1.3.2では、Sassコードを書かずに、これらのコンポーネントを使って、アプリケーションを容易にテーマ化でき、グラフィカルツールを使用して、視覚的にアプリケーションのスタイルを設定し、カスタムテーマをすばやく作成できます。

カスタマイズされたマテリアルテーマを持つ、新しいExt JS 6.6 TimePanelコンポーネント

新しいアクセシブルなGraphiteテーマのカスタマイズをサポート

Ext JS 6.6には、使いやすいハイコントラストのテーマを用いて、視覚障害のあるユーザーが見やすいアプリケーションを作成できるように設計された、新しい美しいGraphiteテーマが含まれています。Graphiteテーマは、アプリケーションにすぐに適用できます。また、Themer 1.3.2を用いて拡張し、カスタマイズしたルックアンドフィールを作成することもできます。各コンポーネントは個別カスタマイズにより、Graphiteテーマの色、フォント、パディングを自由に制御できます。